誰が聟ぞ歯朶に餅おふうしの年

【超現代語訳】

現代語訳松尾芭蕉野ざらし紀行 荷を解いたんは年末。道の途中でな、
「旅行姿で年が暮れてしもたわい」
とつぶやいたんよ。しかし実は故郷におっての、久しぶりの賑わいに触れたんじゃ。これが家族の温もりちゅうもんかいの。
「誰かの婿殿になった気分じゃ。正月飾りの中で迎えたこの丑年は。」
訳:Rockets

全文超現代語訳「超解芭蕉野ざらし紀行」

現代語訳松尾芭蕉野ざらし紀行【ふるさと俳句】
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【野ざらし紀行原文】

爰に草鞋をとき、かしこに杖を捨て、旅寝ながらに年の暮ければ、
 年暮ぬ笠きて草鞋はきながら
といひいひも、山家に年を越て、
 誰が聟ぞ歯朶に餅おふうしの年

⇒ 野ざらし紀行の日程表と句

【解説】

3か月余り前に故郷の伊賀上野に入った時の文面には、慌ただしさと素っ気なさを汲み取った。新年を迎えるために故郷に再び立ち寄ったここには、吹っ切れた温もりを感じる。

山家
故郷伊賀を指し、「芭蕉翁全傳」(川口竹人1762年)に、「尾張伊勢路を経て、末廿五日又いか(伊賀)にあり」とある。
誰が聟ぞ歯朶に餅おふうしの年
「三冊子」(服部土芳)に、「此句は、丑の日のとしの歳旦也。此古躰に人のしらぬ悦ありと也」とある。

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